昔話 毎日パチ屋生活
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相変わらず漫画が大好きで、暇さえあればピッコマを始め漫画アプリで漫画を毎日読み漁ってます。
少し長いエレベーターがあればすぐにアプリ起動して一話読みます。
今まで何千タイトルも読んでいるから、大体しっている漫画ばかりなのでむしろあの頃読んでいた漫画をもう一度的な感じで。
その中で「やんちゃブギ」って漫画が少し前に読めるようになったんだよね。
これは実在するパチスロの漫画なのだけど、ってか今でも連載しているし20年近く読んでいる作品。
読んでいると当時を思い出して、あの時は良かったなぁと毎日思い出してしまいます。
20歳位の時、浅草のパチンコ屋で働いていた。(その店はもう潰れた)
とんでもなく最悪に出ない店で、換金率も おいおい温泉街の店かよ!? ってくらいひどかった。
とにかく客に絶対に勝たせたくない店。
なのに、笑顔と元気の良い挨拶で出さなくてもお客様は来てくれる!と、とんでもない理論で営業していて、今では多少マーケティングとかもする立場になって思うが、何一つ正解が無い経営をしていた。
勿論クギもガッチガチにしめていた。
命釘(スタートチャッカーの所の釘。要はここに入らないと回らない)の上に玉が乗ってしまう有様。チャッカーが回らない台。これはすでにパチンコですら無いと思う。
おそらく、日本一悪質な店で働きながらバンドをやっている生活をしていたんだ。
当時の一日のスケジュール
8:30 起床。嵐の様に原付で出勤
9:00 仕事開始
17:00 仕事終了
17:30 今度は自分が客として別の店でパチスロを打つ
夜 帰宅。ベース(当時はギターでなくベース)の練習
ド深夜に就寝
本当に毎日これの繰り返し。
でも最高に楽しかった。
こんな日々がいつまでも続くと当時の俺は思っていたんだよね。
当時のスロットは本当にすごかった。
良い台さえ取れたら平気で20万以上抜ける台がゴロゴロしてたし、イベントなどでは並びも徹夜どころか前日の営業中から並んでしまうのも見慣れた光景だった。
こんな日々を23歳位まで続け、その後バンドもパチ屋も同時期に辞める事になるんだけど、それはまた別の機会に。
パチンコから沢山の事を教わりました。
お金が絡むと人間は怖い。祈ったところで別に何も変わらない。人間は良い時の記憶(勝った)だけ残って悪い記憶(負けた)はすぐに削除される。
でも、歳をとってこんな風に変に悟った感じになっている自分に最近気づいたんだよね。
この時代の根拠のない無敵感と自信がとても欲しくなったんだ。
今日〇万負けたけど、明日〇万勝てば良い、みたいな事を本気で思っていたブレーキが壊れているあの感じが欲しいんです。
さらに一緒に合コンに行く友人がまるで「地球最後の日」みたいな生き方をしている奴が2人ほどいて、心底憧れている。こいつらはあの時代がずっと続いているんだろうな。未だ根拠のない確変が続いているのだろう。
いつから俺はこんなカッコつけになってしまったのか?
いつから先の事を計算するような大人になってしまったのか?
朝一で台をおさえて開店を待っている時、風俗店で番号を呼ばれるのを待っている時、ライブ出番直前の楽屋での時間、このトキメキは永遠だ。
俺はトキメキの中で生きていきたい。
ありがとうロックンロール